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2017年9月期 アドラー勇気づけ講座(第4回)

アドラー勇気づけ講座第4回目、今日は7章と11章の学びです。それに加えて、5章の「ライフスタイル分析」は、ご自宅でご自分について振り返っていただいたことの診断内容をお渡ししました。

アドラー勇気づけ講座の第7章は「目的を意識する」。

人の言動の背後に、目的が存在することについて考えます。

単なる「目的」ではないことが、この章の重要なポイントです。

ワークで実際に「目的を意識する」ことがどういうことかを体験し、理論の説明を受けた後も、皆さん、ちょっと腑に落ちない顔をしていらっしゃいました。私も、第7章は最初、とっつきにくかった章です。

そこで、いろいろな例をとって「目的」について考えていただき、補足説明で私の知る限りの知識もお伝えしました。参加者の皆さまに最終的にご提案したのは、「まずは、分かりやすい子どもの言動の目的から考えてみましょう」ということです。

不適切な子どもの言動に直面した時に、その言動そのものではなく、目的に意識を向けることによって、親の言動も変わってきます。まずは、それをご自宅でやってみませんか?とご提案しました。

今日は、勇気づけ講座から一歩進んで、参加者の皆さまのこの数週間の感想や出来事を題材にして、その目的を考えるワークも行ってみました。自分のこととなると、なかなか真の目的はとらえにくいものです。自分の言動の目的を把握するためには、自分を客観視することが必要です。これも、勇気づけ講座の他の章の内容と同じく、練習と実践を重ねることで、できるようになってきます。

続いて、第11章では、「物事を前向きに考える」とはどういうことかについて学びました。勇気づけ講座の内容に加えて、私が他の心理学セミナーや、児童心理・教育心理分野で学んできた、とても大事なポイントも合わせてお伝えしました。今、教育界や企業でも注目されている内容です。

11章のペアで行うワークは、お互いに自分では気づかないようなことも指摘してもらって、盛り上がっていました。理論や、お配りした参考資料も好評で、「家の中にいつも貼っておこうと思います」という声も。

4日目ともなると、参加者の皆さんは本当に楽しそうで、前からのお友達のような雰囲気でした。ご自分の性格についてのワークでは、お互いに知らず知らずのうちに勇気づけをされている皆さん、本当に素敵だなと思いました。皆さん、性格も考えていることも違うようですが、アドラー心理学で大事にしている「共同体感覚」が生まれつつあるのを実感し、私も同じ場を共有させていただくのがとても楽しかったです。

勉強熱心な参加者の皆さんと、次回は最後の講座です。最終日は、午後まで延長して開催します。

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